たのはたヨーグルトの美味しさについて個人的な考察〜自分好みのヨーグルトを見つけるには〜
皆さんこんにちは。私は今年のゴールデンウィークに、東京の高円寺にある大船渡市のアンテナショップ「三陸SUN」で、岩手県田野畑村で作られている「たのはたヨーグルト」を、帰省の際、家族へのお土産として購入しました。
私が「たのはたヨーグルト」を購入した理由ですが、私は以前に一度、大船渡市で、この「たのはたヨーグルト」を食べ、まるで田舎の隠れ家的なレストランで提供されているような、素朴かつ上品な味わいにはまってしまったからです(個人の感想です笑)。
「たのはたヨーグルト」の良い点は、ヨーグルトの甘さと粘り気がちょうどいいなぁという所でしょうか。市販されているヨーグルトって、「甘さはちょうどいいんだけど水っぽすぎるなぁ」とか、逆に「水っぽくなくていいんだけど、甘さが足りないなぁ」などど、私の個人的趣向にマッチするヨーグルトにこれまで出会うことがなかったのですが、「たのはたヨーグルト」は甘さと粘り気のバランスが絶妙です!!
今回、「たのはたヨーグルト」と、一般に市販されているヨーグルトの成分を比較すれば、「たのはたヨーグルト」の美味しさの秘密をつかめるのではないかと思い、分析してみました。
1、分析対象
「たのはたヨーグルト」を含め6つの市販されているヨーグルトの、成分分析表を元に分析しました。ヨーグルトの名前は、
- たのはたヨーグルト(田野畑村開発産業公社)
- Bifix (江崎グリコ株式会社)
- ナチュレ 恵 (雪印メグミルク株式会社)
- 小岩井生乳100%ヨーグルト (小岩井乳業株式会社)
- ブルガリアヨーグルト (明治乳業株式会社)
- プレミアム湯田ヨーグルト (株式会社湯田牛乳公社)
分析した成分は、100gあたりの
- カロリー (energy、単位:kcal)
- タンパク質 (protein、単位:g)
- 脂質 (fat、単位:g)
- 炭水化物 (carbohydrate、単位:g)
- カルシウム (calcium、単位:mg)
- 無脂乳固形分 (non milk solid単位:%)
- 乳脂肪分 (milkfat単位:%)
↓は今回のデータ(ヨーグルト毎の成分表)です
2、分析手法
それぞれのヨーグルトの成分量ごとに順位づけし、ヒートマップでランキングを可視化する
3、結果
この表は、100gあたりのヨーグルト毎の成分の量を、ランキング化したものです。色付けされた四角の真ん中に書いてある数字が、成分量毎の順位です。例えば、表の一番右下の黄色は、「プレミアム湯田ヨーグルト」の「milkfat(乳脂肪分)」が、6つのヨーグルトの中で一番多く含まれていることを示しています。
ヒートマップによる色分けについては、黄色に近づくほどランクが高く、青に近づくほどランクが下がります。
一番左上の「Tanohata」(たのはたヨーグルト)についてみてみましょう。たのはたヨーグルトは、カロリー、タンパク質、脂質、炭水化物、乳脂肪分が2位以上、しかしカルシウムと無脂乳固形分が最下位と、エッジの効いた結果が出ました。
「たのはたヨーグルト」の甘さについて考えてみます。「たのはたヨーグルト」の甘さのランクは「2」なので、市販されているヨーグルトの中では、かなり甘いことがわかります。甘党である私は、純粋に糖分(炭水化物)がより多く含まれているヨーグルトが好きだということでしょうか。
「粘り気」についてですが、「たのはたヨーグルト」は、100gあたりに含まれているタンパク質、脂質、炭水化物のランクが高いです。この数値が高いということは、ヨーグルト100gあたりの水分量が少ないということを表しているのではないでしょうか。私は、比較対象として、タンパク質、脂質、炭水化物のランキングが2位、1位、3位の「プレミアム湯田ヨーグルト」を食べてみました。結果、「プレミアム湯田ヨーグルト」も、「たのはたヨーグルト」と同じく、粘り気が強いヨーグルトでした。
しかしながら、同じく粘り気の強い2つのヨーグルトですが、私には、「たのはたヨーグルト」より「プレミアム湯田ヨーグルト」の方が粘り気が強い感じがしました。かつ、「プレミアム湯田ヨーグルト」の粘り気は、私の好みより強いと思いました。なぜでしょうか??
この疑問を考えた時、無脂乳固形分のランキングが気になりました。「たのはた」は6位ですが、「湯田」は3位です。私には、無脂乳固形分がどういうものなのかわからないのですが、無脂乳固形分は、「固形分」ということで、この成分が多いほど、ヨーグルトの水っぽさが無くなり、ヨーグルトに粘り気が出てくるのではないかと思いました。
4、まとめ
今回の分析の目的「たのはたヨーグルト」の美味しさの秘密は、
炭水化物が多いため甘く、タンパク質、脂質、炭水化物が多いため水っぽくなく、かつ私個人の好みにあう無脂乳固形成分の量、だと推測しました。
また、今回の分析によって、私個人のヨーグルトの好みについてもわかってきて、市販のヨーグルトから好みにあうものを見つけるのであれば、
・「甘いヨーグルトが好き」→炭水化物が多いものを選ぶ
・「水っぽくなく、かつ、粘り気が強すぎないヨーグルト」→タンパク質、脂質、炭水化物を多く含み、かつ、無脂乳固形成分が高すぎないものを選ぶ
この二つを追求していくと、ヨーグルトの美味しさについて追求していけそうな気がします。今回の分析の結果は、まだ推測の域を出ていないので、今後、それぞれのヨーグルトを食べ比べながら、さらに詳しい分析をしていきたいと思います!